医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > 医薬品・医療機器 > ベーリンガーCOPD治療薬の第2相試験結果を公表

ベーリンガーCOPD治療薬の第2相試験結果を公表

読了時間:約 52秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2012年09月15日 AM07:00
第2相試験結果

ベーリンガーインゲルハイムでは、COPD治療薬の第2相試験結果を発表した。本試験は、4週間投与、ランダム化、二重盲検、プラセボ対照、インコンプリートクロスオーバー用量探索試験として実施された。チオトロピウムとオロダテロール配合剤の用量を検討するため、チオトロピウム(1.25μg、2.5μg、5μg)をオロダテロール(5μgまたは10μg)と併用投与し、オロダテロールの単剤投与群(5μgまたは10μg)と比較検討された。

チオトロピウムとオロダテロール併用投与は、オロダテロール単剤投与に比べて、COPD患者の肺機能を24時間にわたり有意に改善した。また両投与群において、安全性が確認された。今後は、チオトロピウムとオロダテロールの配合剤の開発がさらにすすめられることとなる。

慢性閉塞性肺疾患(COPD)は、気道の慢性的な閉塞により肺への空気の流れが悪くなる疾患のことである。肺気腫と慢性気管支炎がよく知られている。主な原因は、たばこで、軽度の状態では、たんが出る、息切れしやすい程度だが、重度になると寝たきりになったり、重大な疾病を併発する場合もある。

▼外部リンク

ベーリンガーインゲルハイム ニュースリリース 2012年9月12日
http://www.boehringer-ingelheim.jp/news/2012/120912.html

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 医薬品・医療機器

  • 2025年1月より社長交代で新たな体制へ‐アレクシオンファーマ
  • ミリキズマブの炎症性腸疾患に対する長期持続的有効・安全性データを公開-リリー
  • 転移性尿路上皮がん、一次治療における新たな選択肢への期待
  • 心臓ロボット手術用の部位を見やすく展開するプレートを開発-大阪公立大
  • 新たにオンコロジー領域に注力し「2031年までに年平均成長率8%を目指す」‐GSK