医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > 医薬品・医療機器 > 杏林製薬「ペンタサ錠」 寛解期潰瘍性大腸炎の新用法・用量の承認を取得

杏林製薬「ペンタサ錠」 寛解期潰瘍性大腸炎の新用法・用量の承認を取得

読了時間:約 1分22秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2012年08月30日 PM05:00
一般名、メサラジン

8月24日、キョーリン製薬ホールディングス株式会社の子会社である杏林製薬株式会社(以下、)は、・クローン病治療剤「ペンタサ®錠250mg(以下、ペンタサ錠250mg)」「ペンタサ®錠500mg(以下、ペンタサ錠500mg)」の、寛解期潰瘍性大腸炎における新用法・用量(1日1回投与)の承認を取得した。

同剤の潰瘍性大腸炎(重症を除く)に対する用法・用量は通常「成人には1日1,500mgを1日3回に分けて食後経口投与、上限は1日2,250mg投与、ただし活動期には必要に応じて1日4,000mgを2回に分けて投与することができる」となっていた。

しかし、海外では寛解期潰瘍性大腸炎に対して本剤の2,000mg1日1回投与での有効性及び安全性が確認されていて、杏林製薬は、新たな寛解維持療法の提供と患者の利便性の向上のために、新用法・用量の開発に取り組んでいた。

潰瘍性大腸炎は、下痢や下血を頻回に生じ、社会生活に支障をきたす難治性炎症性腸疾患。根本的治療法がなく、ペンタサなどのメサラジン製剤やステロイド製剤などにより活動期症状を改善する寛解導入、メサラジン製剤による症状のない寛解状態の維持が治療目標である。

製品概要
1.製品名 ペンタサ錠® 250 mg
(PENTASA® Tablets 250mg)
ペンタサ®錠500mg
(PENTASA® Tablets 500 mg)
2.一般名 メサラジン(Mesalazine)
3.効能・効果 潰瘍性大腸炎(重症を除く)、クローン病

4.成人の用法・用量については、前述のとおり。小児には通常、メサラジンとして1日40~60mg/kgを3回に分けて食後経口投与する。年齢、症状により適宜増減する。

5.薬価 1錠 52.10円 1錠 103.00円
6.包装 PTP包装 100錠、500錠 PTP包装 100錠、500錠

▼外部リンク

キョーリン製薬ホールディングス株式会社

http://www.kyorin-gr.co.jp/news/docs/

ペンタサ錠 添付文書
http://www.packageinsert.jp/search/1/ペンタサ錠

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 医薬品・医療機器

  • 心臓ロボット手術用の部位を見やすく展開するプレートを開発-大阪公立大
  • 新たにオンコロジー領域に注力し「2031年までに年平均成長率8%を目指す」‐GSK
  • シベプレンリマブ、IgA腎症P3試験で主要評価項目を達成-大塚製薬
  • チルゼパチド、肥満症の日本人対象P3試験で有意な体重減少効果-リリー
  • エブリスディ2年データ、SMA小児の多くが独立歩行可能となったことを示す-ロシュ