一般名「クロピドグレル硫酸塩」
8月24日、サノフィ・アベンティス株式会社(以下、サノフィ・アベンティス)は、抗血小板剤「プラビックス®錠(以下、プラビックス)25 ㎎、75 ㎎」が「経皮的冠動脈形成術(PCI)が適用される急性冠症候群(ST 上昇心筋梗塞)」に対する医薬品製造販売承認事項一部変更承認を取得した事を発表した。
ST 上昇心筋梗塞に対する適応については、日本心血管インターベンション治療学会からの要望を受け、医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議にて医療上の必要性が高いと評価され、厚生労働省よ同社に開発が要請されたもの。
同社はその開発要請を受け、昨年12月に申請を行なっていた。
プラビックスについて
プラビックスの効能・効果は以下のとおり。
・虚血性脳血管障害(心原性脳塞栓症を除く)後の再発抑制
・経皮的冠動脈形成術(PCI)が適用される下記の虚血性心疾患
急性冠症候群(不安定狭心症、非ST 上昇心筋梗塞、ST 上昇心筋梗塞)安定狭心症、陳旧性心筋梗塞
・経皮的冠動脈形成術(PCI)が適用される下記の虚血性心疾患
急性冠症候群(不安定狭心症、非ST 上昇心筋梗塞、ST 上昇心筋梗塞)安定狭心症、陳旧性心筋梗塞
(下線部分が今回追加された箇所/サノフィ・アベンティスプレスリリースより引用)
「プラビックス」は、動脈での血小板の凝集や血栓の形成を抑制する抗血小板剤。海外では「心筋梗塞」「脳梗塞」「末梢動脈疾患」の患者のアテローム血栓性イベント発生の予防に広く承認されている。
日本では2006年5月に「虚血性脳血管障害(心原性脳塞栓症を除く)後の再発抑制」の適応症で発売された。
今回の適応追加により、PCI が適用されるより多くの虚血性心疾患の患者さんに対してプラビックスが処方できることとなる。
▼外部リンク
サノフィ・アベンティス株式会社
http://www.sanofi-aventis.co.jp/l/jp/ja/index.jsp
プラビックス添付文書
http://www.packageinsert.jp/search/1/プラビックス