医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > 医療 > 中外製薬、研究機関をシンガポールに拡大

中外製薬、研究機関をシンガポールに拡大

読了時間:約 1分16秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2012年08月21日 PM12:00
中外ファーマボディ・リサーチ、シンガポールにて稼働開始

2012年月7月2日、中外ファーマボディ・リサーチはシンガポールでの事業をスタートした。同社は、最高水準の技術で中外の登録商標である抗体工学技術を駆使し、 新しい抗体候補産出に着手する。
オープニングセレモニーには、シンガポールの通商産業大臣、リム・フンキャン氏も出席した。中外ファーマボディ・リサーチは、中外製薬が完全に所有しており、日本をけん引する研究開発型の製薬会社であると共に、バイオテクノロジーの分野では世界のリーダーでもある。

シンガポールでの中外

会長兼最高経営責任者(CEO)永山 治氏は、オープニングセレモニーにて以下のように述べた。「私たちのシンガポールでの最初の研究所であるファーマロジカルズ・リサーチ社は、2002年に合併事業として設立され、薬開発の進化に多大な貢献をもたらした。新しい中外ファーマボディ・リサーチは、既にある日本、韓国、シンガポールの研究所に次いで私たちの4番目の衛星研究所となる。中外が科学を指向する主要企業の一つであり、シンガポールでの存在を発展させることを決定できたことを、とても誇りに思っている。また、取締役会長にデビッド・レーン氏をお迎えできることを名誉に思っている。」デビッド・レーン氏は、シンガポール科学技術研究庁の主任研究員を常任している。

永山 治氏が中外ファーマボディ・リサーチを新たにシンガポールにて設立したのは、生物医科学における主要な存在という素晴らしいポジションや、科学的基盤、高い才能を持った多国籍な人材によるものである。

革新的な技術と投資

中外ファーマボディ・リサーチは、最高水準の技術である抗体工学技術を駆使し、新しい抗体候補産出に着手する。これは従来の抗体では不可能とされていた数々の病気における治療効果の重大な向上の可能性を秘めている。

▼外部リンク

Chugai expands in Singapore with research institute
http://www.biospectrumasia.com/biospectrum/news/

このエントリーをはてなブックマークに追加
TimeLine: ,
 

同じカテゴリーの記事 医療

  • RET阻害薬の肺がん治療抵抗性、HER阻害薬併用で克服できる可能性-京都府医大ほか
  • MRI・CT内で安全に針の姿勢変更等が可能な球状歯車型空圧モータを開発-名大ほか
  • 統合失調症の陰性症状に「間欠的シータバースト刺激」が有用と判明-藤田医科大ほか
  • 視覚障害のある受験者、試験方法の合理的配慮に課題-筑波大
  • 特定保健指導を受けた勤労者の「運動習慣獲得」に影響する要因をAIで解明-筑波大ほか