新たなハンセン病感染者、世界の56%
インド国際ハンセン病連盟によると、5年前にハンセン病患者が皆無になったと発表したにもかかわらず、2010年の世界のハンセン病感染者の56%がインド人という、驚愕の数字が出た。
インドの新聞社より公式に発表
インドの国際ハンセン病連盟代表、ゴックハル氏の発表によると、世界で発病した22万8474人の感染者のうち、12万6800人がインド人であった。
このことは、インドの新聞社であるプレス・トラストによって報じられた。
ゆっくりと進行する病状
ハンセン病は治療可能な慢性感染症であるが、皮膚や末梢神経、呼吸器官、さらに目にも症状が出てくる。
原因となる菌は約5年の潜伏期間を持ち、ゆっくりと繁殖する。症状が現れるまでには約20年を要し、感染しているかどうかが表面に出るまでに時間差があることが、今回の結果につながったと見受けられる。
ゴックハル氏は、西部インドの都市プーンで3日間にわたって開催される国際ハンセン病会議でこの件について発表する予定であるが、ハンセン病の感染形態はインドの厚生省によって確認されるであろうと語った。
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http://www.thehindu.com