トファシチニブ
ファイザーは、中等度から重度の活動性関節リウマチの患者に対して経口JAK阻害剤トファシチニブの第3相試験の結果を発表した。本試験は、メトトレキサート未治療の中等度から重度の活動性関節リウマチ患者958例を1日2回トファシチニブ5 mg単剤投与群、10 mg単剤投与群、あるいはメトトレキサート群のいずれかに無作為に割り付けた試験で、現在進行中である。
関節リウマチ
自己の免疫が主に手足の関節を侵し、これにより関節痛、関節の変形が生じる代表的な膠原病の1つである。進行すると関節の変形や機能障害が起こる。米国では約130万人、全世界では約2,370万人が苦しんでいる疾病である。
主要評価項目は、関節構造の維持、徴候および症状の治療、ならびに1日2回トファシチニブ5 mg投与群または10 mg投与群と安全性および忍容性について、メトトレキサート群と比較することで、どちらの投与群においても主要評価項目を達成した。
▼外部リンク
ファイザー ニュースリリース2012年8月6日
http://www.pfizer.co.jp/pfizer/2012/2012_08_06.html