医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > テクノロジー > FDA初、錠剤の体内追跡デジタルセンサーを承認

FDA初、錠剤の体内追跡デジタルセンサーを承認

読了時間:約 1分26秒
2012年08月06日 PM08:00
スマホで喘息管理の次は、センサー付きの錠剤

先日7月2日に、アメリカのAsthmapolisの喘息管理のセンサーシステムとこれに関連するソフトウェアを承認した米国食品医薬品局(FDA)。(関連記事:スマホで喘息管理の時代到来、FDAが認可

これにより患者の喘息がスマートフォンで管理できるようになると騒がれたが、今度は「錠剤の体内追跡デジタルセンサー」が承認された。FDAが「錠剤の体内追跡デジタルセンサー」に承認を出すのは、これが初めて。

今回承認を受けたのは、本社をカリフォルニアにおくプロテウス・バイオメディカル(Proteus Biomedical)が開発したIngestible Event Markers (IEM)。同社は、こうしたデジタル薬が介護の捉え方を変える時代が始まろうとしていると考えているそうだ。

「錠剤の体内追跡デジタルセンサー」とは

「錠剤の体内追跡デジタルセンサー」とは、患者が飲む薬にセンサーチップを搭載させる技術。センサーチップは食品素材から作られており、胃液と反応して動き出すのが特徴だ。

チップが発信する信号は、皮膚に取り付けたパッチ型の受信機が受け取り、医療従事者に転送して体内の健康追跡状態を追跡する仕組み。

チップは非常に小さく、シリコンウェハーとビタミン類から作られているため安全性が高いそうで、高繊維食品のように体内を通過するという。

「うっかり飲み忘れ」が防げる?

この技術により、薬の服薬を忘れてしまったり、服用したことを忘れて過剰服用することを防げることが期待されている。

また、このチップに搭載されたフィードバックシステムでは、心拍数や体位、身体活動なども他の健康状態も測定可能だという。採集されたデータは、患者自身だけでなく、介助者や医者が介護や治療のために使う事ができるとも考えられている。

▼外部リンク

Proteus Biomedical
http://proteusdigitalhealth.com/

Medical News Today:FDA Approves Ingestible Sensor That Tracks Health From The Inside
http://www.medicalnewstoday.com/articles/248557.php

 

同じカテゴリーの記事 テクノロジー 医薬品・医療機器

  • エピソード記憶能力を誰でも簡単に計測可能なスマホアプリ、特許取得-富山大ほか
  • ウゴービ電子添文改訂、 MACE発現リスク20%低下示したP3データ反映-ノボ
  • 炎症性腸疾患に対するduvakitugの有効性・安全性の追加データ発表-仏サノフィほか
  • ミリキズマブ投与のIBD患者、多くが2年後も臨床的寛解/内視鏡的改善を維持-米リリー
  • 産後うつを簡易予測、手書き対応の診断モデルを開発-富山大
  • あなたは医療関係者ですか?

    いいえはい