近年増加
最近、酷暑の日々が続いているが、あなたは熱中症対策をしているだろうか?
最近では熱中症予防の為に小まめな水分補給がさけばれているが、昔、学校での体育や部活で運動中は水を飲んではダメだと先生から言われて喉がカラカラになってから水を豪快に飲んだといことを思い出す人も多いはず。
この「運動中は水分厳禁」時代の70年、80年代の熱中症患者の数を見てみると、驚くことに今よりかなり少なく多い年で100人くらいだった。ところが2011年のデータを見てみると、1718人と17倍にも膨れ上がっている。
昔は、今より涼しかったということも考えられる訳だが、当時はほとんどの日本人の学生が水分を摂らずに運動をしていた。
※環境省「熱中症 環境保健マニュアル」より
現代人は弱体化したのか!?
実は、1995年以降「熱中症」の診断基準が変わったということが、1995年以降一気に熱中症患者が増えた原因だったのだ。
つまり、昔は熱中症になっていても熱中症と診断されないケースも多かったということで、必然的に熱中症も少なかったということだ。
「現代人は弱い」「甘えてる」などという人もいるが、現代人が弱体化したという結論には達しなかった。熱中症予防には、こまめな水分補給・酷暑の時間帯の外出を避ける・帽子をかぶる・クールスカーフを巻くなどが効果的だ。
▼外部リンク
「運動中は水分厳禁」時代の方が熱中症少なかった!?
http://ingweb.seesaa.net/article/282893493.html
熱中症環境保健マニュアル
http://www.env.go.jp/chemi/heat_stroke/manual.html