医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > 行政・経営 > 待ち望まれた不活性化ポリオワクチン、いよいよ11月から導入

待ち望まれた不活性化ポリオワクチン、いよいよ11月から導入

読了時間:約 45秒
2012年08月04日 PM08:00
不活性化ワクチン

日本でもいよいよ導入されることになった不活性化ワクチンについて、厚生労働省は、4種混合ワクチンを11月から定期予防接種に導入する方針を決定した。

小児に通常、1回0.5 mLずつを3回、いずれも3週間以上の間隔で皮下に注射し、さらに6か月以上の間隔をおいて、1回皮下に注射する。不活性ワクチンの導入でより安全なワクチン接種が望まれる。

ポリオワクチン

ワクチン後進国といわれるわが国日本では、ポリオ生ワクチンが長年使われてきた。

ポリオは1905年にスウェーデンで1000人以上の麻痺患者が発生、また、1916年には米国で27000人以上の麻痺患者が出て約6000人が死亡したという記録がある。日本では昭和24~36年頃、年間のポリオ患者数は1000~5000人、死亡者は100~1000人に達したが、昭和36年に普及しはじめたポリオ生ワクチンにより、患者・死亡者数は激減した。その反面、生ワクチンを使用していることで稀に、ポリオワクチンによる麻痺例がみられていた。

▼外部リンク

 第4回 不活化ポリオワクチンの円滑な導入に関する検討会
http://www.mhlw.go.jp/stf/pdf

 

同じカテゴリーの記事 行政・経営

  • 【規制改革推進会議】訪看ST配置薬対象拡大を-「現場の課題は改善せず」
  • 【加計学園】千葉科学大の公立化見送り-薬学部存続、事業譲渡へ
  • 【NPhA 三木田会長】「職種間の壁避けるべき」-穿刺血OTC化見送り
  • 【参院予算委員会】零売は運用通知こそ改正を-OTC類薬除外に慎重意見
  • 【厚労省】適正価格での流通を要請-不採算品と最低薬価品
  • あなたは医療関係者ですか?

    いいえはい