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NTTデータが救急搬送情報を共有するシステムを開発、岐阜県で運用開始

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2012年08月02日 PM08:00
選定時間の短縮へ

NTTデータは8月1日、岐阜県の救急隊向けの救急搬送情報共有システム(エマージェンシートランスポートインフォメーションシステム:ETIS)を構築したと発表し、同日から県内での運用を開始している。

このシステムはタブレット端末と専用のアンドロイドアプリを使って救急搬送情報を県内の救急隊間で共有するもので、医療機関が救急搬送先の選定を受け入れる際に重複が起きることを防ぎ、選定時間の短縮や集中搬送を回避することを可能にするもの。

出動件数3年連続増加

全国で救急隊の出動件数が3年連続の増加を見せており、昨年度は過去最高の出動件数を記録している。

岐阜県では都市部のように受入照会が数十回になるほど選定が難しくなるような事案は発生していないが、地域によっては消防管轄を超えた傷病者の救急搬送があるため、一つの医療機関に搬送が集中してしまうこともある。

NTTデータでは既に全国27都道府県へ救急医療情報システムを提供しており、愛知県では携帯電話を利用した救急搬送情報共有システムを構築するなど、救急医療情報システムの分野でノウハウを蓄積しており、今後は他都道府県への展開を目指している。

▼外部リンク

NTTデータ プレスリリース
http://www.nttdata.com/jp/ja/news/release/2012/080102.html

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