厚生労働省は、2012年10月1日(月)から7日(日)を、平成24年度の「全国労働衛生週間」に設定することを発表しました。
今年度のスローガンは、「心とからだの健康チェック みんなで進める健康管理」。
「全国労働衛生週間」は、労働者の健康管理や職場環境の改善など、労働衛生に関する国民の意識を高めるとともに、職場での自主的な活動を促して労働者の健康を確保することなどを目的として、昭和25年から毎年実施され、今年で63回目となります。
昨年は、業務上疾病の被災者は、前年と比べ4%減少の7,779 人、一般定期健康診断の結果何らかの所見を有する労働者の割合は、52.7%とやや上昇傾向となりました。
また、印刷業での胆管がんの発生は、職場における健康リスクが依然存在するとして、大きなニュースとなっています。
自殺者については、3万人を超える自殺者のうち約 2,700 人が勤務問題を原因・動機の一つとしていることや、メンタルヘルス上の理由により休業又は退職する労働者が少なからずいること、精神障害等による労災認定件数が高い水準で推移していることから、職場におけるメンタルヘルス対策の取組みは、非常に重要な課題であると言えます。
(中災防 キャンペーンリーフレットより)
なお、主唱者である「中央労働災害防止協会」では、「全国労働衛生週間」に合わせて、事業場で積極的にメンタルヘルス活動への取組みを進めて欲しいとして、前田敦子さんを起用したキャンペーンポスターを作成しました。
「中央労働災害防止協会」は、職場で活用できる各種出版物やポスターの販売、事業場への講師派遣、ストレス調査、無料の講演会・相談会などをサポートしていきたいとしています。
▼外部リンク
厚生労働省 平成24年度「全国労働衛生週間」を10月に実施
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000002ghpr.html
中央労働災害防止協会
http://www.jisha.or.jp/