一台で複数の項目が測定可能
7月24日、ロシュ・ダイアグノスティックス株式会社は、バイオ医薬品の製造工程で重要となる細胞培養工程が適切に行われるよう管理する代謝測定装置「Cedex Bio」を発売した。
(画像はロシュ・ダイアグノスティックス/プレスリリースより)
同装置は、バイオ医薬品の製造工程で、バイオリアクター(培養を行う反応装置)内での培養時の細胞の代謝過程で、グルコース、グルタミン、ほか計9つの項目を測定することにより、適切に培養がおこなわれているかをモニタリングする。
同装置は、同社のの診断薬事業部門で扱う生化学分析装置cobasの技術をベースに開発された。
製品概要
【製品特性】
・一台で培養細胞の代謝プロセス管理に必要な複数の項目が測定可能
・広い測定範囲で高感度な測定
・ロシュの生化学分析装置で確立された信頼性の高い技術を採用
・広い測定範囲で高感度な測定
・ロシュの生化学分析装置で確立された信頼性の高い技術を採用
【仕様】
本体サイズは720mm(W)×550mm (D)×480mm (H)。重量38.6kg。検体種別:動物細胞培養、微生物発酵。検体量2.0-16.5µL。
希望販売価格は498万円(税抜)。
今までは、バイオ医薬品製造時の培養細胞の代謝プロセスをモニタリングするのに、複数の装置を組み合わせる必要があったが、「Cedex Bio」は、培養時の代謝プロセスのモニタリングに必要な項目を一台で正確に測定することが可能。
▼外部リンク
ロシュ・ダイアグノスティックス/プレスリリース
http://www.roche-diagnostics.jp/news/12/07/23.html
研究用試薬・機器(AS)事業サイト
http://roche-biochem.jp/