臓器提供の意思表示
臓器の移植に関する法律に従い、脳死判定に従い脳死後に臓器を提供する意思、心臓死後に臓器を提供する意思、あるいは臓器を提供しない意思を表示することができ、生前にその意思表示を書面により行うことができる。
日本全国の郵便局、都道府県庁、運転免許試験場、市町村役場、保健所、コンビニエンスストアなどで意思表示カードを手に入れることができる。またインターネットによる意思表示も可能である。さらに、2010年10月21日以降に発行される運転免許証の裏面下部には臓器提供意思を記す欄が追加されており、最近では、被保険者証に記載できる場合も増えてきている。
意識調査の結果
日本臓器移植ネットワークでは、10代~60代の男女1,000人を対象に「臓器提供の意思表示に関する意識調査」を実施した。
「カードを持っているので、意思表示している」と答えたのは8.8%、「カードは持っているが、意思表示していない」は8.9%、「カードを持っていない」が82.3%という結果であった。インターネットによる意思登録の認知率は7.2%と非常に低かった。運転免許証の所持率は80.7%で、そのうち裏面に意思表示欄がある免許証は45.5%と高かった反面、免許証の意思表示欄に意思を表示している方は全体の6.3%であった。まだまだ認知度は低いと思われる。
▼外部リンク
日本臓器移植ネットワーク 臓器提供の意思表示に関する意識調査を実施
http://www.jotnw.or.jp/file_lib/pc/press_pdf/2012.7.13pre.pdf