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最近多いロタウイルス感染症のワクチン発売

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2012年07月16日 PM12:00

冬に発症するノロウイルスに次いで、近年多くなってきたロタウイルス感染症。特に乳幼児では重篤になりやすく入院するケースも多い。感染力が非常に強く、10個以下のウイルスで感染する。汚染されたドアノブや手すりを触って感染することもあるほどである。潜伏期間は24~72時間(1~3日)、下痢症状は3~9 日継続する。現在抗ウイルス剤は存在しないので、発症すれば対処療法を実施するしかない。

ワクチン発売

MSDはロタウイルスワクチン「ロタテック®内用液」(以下「ロタテック®」)を20日に発売する。

ロタウイルスには複数の血清型があるといわれている。ロタテック®は、G1、G2、G3、G4およびP1A[8]型の5つの血清型のロタウイルス株を含む5価のワクチンであり、G1P[8]、G2P[4]、G3P[8]、G4P[8]およびG9P[8]に起因するロタウイルス胃腸炎に対して予防効果がある。世界中で約70万人が死亡しているといわれているロタウイルス感染症にとって有効な予防方法のひとつとなると思われる。

▼外部リンク

MSD ニュースルーム2012年7月13日
http://www.msd.co.jp/newsroom/Pages/product_news_0713.aspx

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