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下垂体腫瘍の手術で両目を失明したとして、女性が市を提訴 

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2012年07月12日 PM05:00
痛みが続き、睡眠もとれない状態が続く

公立高島総合病院(現高島市民病院)で下垂体腫瘍の手術を受けた際、視神経を傷つけられたために両目を失明したとして、女性が開設者である高島市に対し、7980万円の損害賠償を求める訴訟を起こしたことが分かりました。

女性は現在も目の痛みを訴え、十分な睡眠も取れない状態が続いており、女性の夫がガーゼの交換を行い、目を冷やすなどの処置を行っています。

(image by ButterflySha’s photostream)

十分な説明がなく手術を実施?

訴えの中で女性は、失明の危険性があるとの説明は受けていないとし、また、手術前から左目に軽い視力障害はあったものの視力はあり、右目には何の障害もなかったとしています。

さらに、主治医は、術後に両目が見えないことを伝えた女性に対し、2ヶ月ほどで視力は回復するなどと説明。また、神経の再生を促す薬などの投薬も行われなかったとしています。

▼外部リンク

毎日jp
http://mainichi.jp/area/shiga/news/


http://www10.ocn.ne.jp/~takasima/

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