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肥満を解消!米FDA新たな肥満治療剤を13年ぶりに承認

読了時間:約 42秒
2012年06月30日 AM07:00
BELVIQ

アメリカで、アリーナ・ファーマシューティカルズが製造する肥満治療薬「BELVIQ」(ロルカセリン)の承認を取得したとエーザイが発表した。

本剤は、ボディ・マス・インデックス(BMI)が30kg/m2以上、または少なくとも高血圧や脂質異常症、2型糖尿病など1つ以上の合併症をもつBMIが27kg/m2以上の成人の、低カロリーダイエットと運動と組み合わせる補助療法として適応される。

試験結果

3つの二重盲検、無作為化、プラセボ対照試験で、食事制限および運動に加えて本剤を服用した患者群が、食事制限および運動のみの患者群と比較して、1年後に5%以上体重が減少し、2年間体重減少を維持した患者数は有意に多かった。

糖尿病を有さない患者で、最も多く報告された有害事象(5%以上かつプラセボより多かったケース)は、頭痛、めまい、けん怠感、吐き気、口渇、便秘で、2型糖尿病患者では、低血糖、頭痛、腰痛(背部痛)、咳嗽、けん怠感であった。

▼外部リンク

 ニュースリリース2012年6月28日
http://www.eisai.co.jp/news/news201238.html

 

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