医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > 事件・事故 > 高レベルの発がん性物質検出 大手旅行カバンメーカーが回収騒ぎ

高レベルの発がん性物質検出 大手旅行カバンメーカーが回収騒ぎ

読了時間:約 47秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2012年06月29日 PM01:00
発がん性物質 サムソナイトが旅行カバンを回収

アメリカのスーツケースのメーカであるサムソナイトは、消費者グループの調査によって高レベルの発ガン性物質が発見されたことを受け、香港のショップで販売された旅行かばんをリコールすると発表した。

画像はイメージです。

多環芳香族炭化水素が取っ手から検出

発ガン性物質が検出されたのは、Tokyo Chicというブランドだ。
サムソナイトが調査機関に依頼したところ、品質検査では人体に影響を及ばせるような、高い数値は出ず、鞄自体は安全であったとした。

しかし、香港当局で調査したところ、3つのサムソナイト旅行かばんのサイドの取っ手から発がん性物質でもある多環芳香族炭化水素(たかんほうこうぞくたんかすいそ polycyclic aromatic hydrocarbon、PAH)基準を超えて発見された。

回収騒ぎも名声には影響はなし?

同社によると、このブランドを続けて使用しても健康や安全面において何の問題もないと確信しているが、顧客の不安を和らげるため、同シリーズのカバンを回収することにした。

今回の件に関して、サムソナイトは損害はそれほど大きくはならないと見ている。

▼外部リンク

さらに詳しい記事内容について:Yahoo news(英語)
http://news.yahoo.com

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 事件・事故

  • 全国の地方裁判所に提訴された医事関係訴訟の状況を調査、地域差を確認-東邦大
  • 新型コロナ変異株、変異「種」は誤り-感染症学会
  • 医薬品自主回収、クラスII新たに5製剤-PMDA
  • 【オメプラール注用20自主回収】6月17日より回収開始-AZ
  • 【IASR速報】新型コロナウイルスの国内初ヒト-ヒト感染事例-感染研