エディンバラ産後うつ病(EPDS)調査票
2012年6月19日、株式会社QLifeが「EPDS(エディンバラ産後うつ病自己調査票)」の日本語版iPad向けアプリをリリースした。
このアプリは医療機関向けの商品で、日本語版EPDSの訳者であり、産婦人科医の医学博士、宗田聡氏による監修を受けている。
この「EPDS」は、産後うつ病を発見するために開発されたもので、全部で10項目あり、質問に点数をつけ、その合計点数で産後うつ病かどうかを調べる目安にするもの。
アプリには医療機関で使用することを考え、患者さんに手渡せば直接入力出来るようになっており、自動的に記録、点数の集計が行われる。
医療者の使用に配慮した内容に
回答後は患者さんが回答内容や点数が閲覧出来ないよう設定され、自己完結せず最終的な診断は医師が行えるように配慮されている。
回答結果はメールで送信することができ、電子カルテに添付することも出来る。
他にも、EPDSで留意すべき結果がある場合には赤字で表示されるなど、医師の診断をサポートすることが可能だ。
産後うつとは、出産直後~数ヵ月以内に発症し産後2週間から3ヵ月ごろがピークとなりマタニティーブルーが長引くような感覚で、出産を終えたばかりで病院に行く機会を逃して悪化してしまうケースも少なくない。
産婦の10~15%が産後1年間のある時期に体験しており、産後のホルモンバランスの変化や慣れない子育てからの心理学的理由から発症する。
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株式会社QLife ニュースリリース
http://www.qlife.co.jp/news/3009.html