今国会での成立を目指す
自民党・公明党・共産党・新党改革の4党の国会議員は、2012年6月12日、「移植に用いる造血幹細胞の適切な提供の推進に関する法律案」を、参議院に提出しました。
今国会での成立を目指すとしています。
この法案の基本理念は、「造血幹細胞移植」の促進。移植に用いる造血幹細胞の適切な提供に関して、国の責務などを明らかにし、骨髄・末梢血管細胞提供のあっせん事業や臍帯血供給事業に対して、品質の確保に関する基準の遵守を求めるなど、必要な規制を設け、また助成を行うことで、「造血幹細胞移植」の促進を図ることを目的としています。
関係者が連携しながら協力を
法案では、国、地方公共団体、造血幹細胞提供関係事業者、医療関係者などの関係者が、移植に用いる造血幹細胞の適切な提供の推進を図るために、相互に連携を図りながら協力をするよう求めています。
また、医療機関に対しては、国および地方公共団体が講じる移植に用いる造血幹細胞の適切な提供の推進に関する施策に協力するよう努めるとともに、医療機関の開設者および管理者は、末梢血幹細胞を提供した者、および移植の提供を受けた者の健康等の状況把握、および分析のための取り組みに必要な情報提供に努めるよう求めています。
▼外部リンク
参議院 議案情報
http://www.sangiin.go.jp/japanese