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わが子の命を救うはずの臍帯血バンクが破産

読了時間:約 44秒
2012年06月04日 PM08:00
臍帯血バンク

出産時の赤ちゃんと母親をつなぐへその緒の中にある血液を臍帯血というが、これは、血液細胞をつくりだす造血幹細胞をたくさん含んでいる。そのため、白血病や悪性リンパ腫を患っている人に移植し治療することができる。

現在臍帯血バンクは、第3者に移植することを目的とした公的バンクと、赤ちゃん本人や兄弟姉妹の家族に移植することを目的とした民間バンクがある。

民間臍帯血バンクの破産

2009年、民間バンク「つくばブレーンズが裁判所から破産手続きの開始決定を受けた。保管されていた臍帯血の一部は所有者がわからなくなったものやデータの不備が見つかった検体もあった。経営状況の悪化からか管理体制も乱れていたと思われる。

血液の病気を患った場合は自分の臍帯血を使えば拒絶反応の心配はないメリットがあるが、民間バンクの場合、保管費がかさむ、経済状況に影響されバンク自体が倒産するといったデメリットもあり、臍帯血の保管を考える場合よく検討することが必要である。

▼外部リンク

ほっとメール@ひたち 2010年3月5日
http://blog.hitachi-net.jp/archives/51001708.html

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