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HER2陽性転移・再発乳がんを対象にペルツズマブ申請

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2012年05月27日 PM03:00
HER2陽性乳がん

HER2受容体はタンパク質の一つで、正常な細胞にも存在するが、乳がん患者に多くみられることがあり、これをHER2陽性乳がんという。よってこのHER2の働きを抑えて、がん細胞の増殖を防ぐことが非常に重要である。

ペルツズマブ

中外製薬では、HER2陽性転移・再発乳がんを対象としたHER二量体化阻害ヒト化モノクローナル抗体ペルツズマブ(遺伝子組換え)の製造販売承認申請を行った。

国際共同第3相臨床試験では、HER2陽性転移性乳がん患者を対象とし、ペルツズマブにトラスツズマブ(ハーセプチンR)およびドセタキセルを併用した群(ペルツズマブ併用群)と、トラスツヅマブおよびドセタキセルを併用した群(対照群)の比較試験として実施し、ペルツズマブ併用群では、病勢進行または死亡リスクが38%減少した。また、ペルツズマブ併用によって、有害事象の顕著な増加はみられなかった。

▼外部リンク

 ニュースリリース2012年5月25日
http://www.chugai-pharm.co.jp/hc/ss/news/detail/20120525150000.html

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