5月21日の金環日食を早起きをして観察した人が多くいた。日本で見られるのは1987年の沖縄以来25年ぶりで、次回は300年後とのこともあり、金環日食を鑑賞をするイベントも観測各地で行われた。
そのような中、事前に注意喚起が行われていた日食網膜症は、日食を直視することで太陽の強い光線が目に入り、網膜に火傷を起こし、視野の中心がぼやけ、視力が低下、ひどい場合、恒久的な視力低下や失明のおそれもある。
日食網膜症を訴える人増加
21日の金環日食以降、目の痛みや違和感を訴える人が増えている。22日18時47分時点で全国で115人が日食網膜症の疑いありと診断された。本人が気づいていなかったり、時間が経過してから症状が現れることもあるため、今後さらに増加することもありえる。日本眼科学会は異常を感じたら専門医のいる眼科を受診してほしいと呼びかけている。
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