医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > 事件・事故 > 手術室で筋弛緩剤ロクロニウムを紛失 国立国際医療研究センター

手術室で筋弛緩剤ロクロニウムを紛失 国立国際医療研究センター

読了時間:約 44秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2012年05月23日 PM04:00
現在も発見に至らず

東京都新宿区の国立国際医療研究センターは、2012年5月21日、毒物指定の筋弛緩薬「)」1バイアルを紛失したと発表しました。

紛失が判明したのは、5月12日。「ロクロニウム(エスラックス)」が、1バイアル足りなくなっており、5月22日現在も発見に至っておらず、同センターでは、「院内における事故の発生および再発の防止に資する事案」として、15日に緊急の院内医療安全推進委員会を開き、対応・再発予防策等を講じています。

15日に警察に届け出

同センターによると、「ロクロニウム(エスラックス)」は、手術室内の薬品保冷庫に50バイアルを常備しており、12日2時30分頃、夜勤看護師が数を確認したところ、不足していることに気がついたそうです。

同センターでは、今後の対策として

・薬品保冷庫の鍵は、常時責任麻酔科医とリーダー看護師が所有する。
・使用医師が取り出す際と返納する時、鍵保有者と使用医師でダブルチェックし、チェック表に取り出し本数を記入する

等を徹底するとしています。

▼外部リンク


http://www.ncgm.go.jp/

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 事件・事故

  • 全国の地方裁判所に提訴された医事関係訴訟の状況を調査、地域差を確認-東邦大
  • 新型コロナ変異株、変異「種」は誤り-感染症学会
  • 医薬品自主回収、クラスII新たに5製剤-PMDA
  • 【オメプラール注用20自主回収】6月17日より回収開始-AZ
  • 【IASR速報】新型コロナウイルスの国内初ヒト-ヒト感染事例-感染研