米国で副作用による死亡例が報告される
独立行政法人 医薬品医療機器総合機構(PMDA)は、 「製薬企業からの医薬品の適正使用に関するお知らせ」に、「ランマーク皮下注120mg投与中における重篤な低カルシウム血症について」を掲載しました。
製造販売元である第一三共株式会社によると、米国において低カルシウム血症による死亡例3例が報告されているそうです。
国内では低カルシウム血症に関する副作用の報告はなし
日本では、ランマーク皮下注120mg(一般名 デノスマブ〈遺伝子組換え〉)の販売は、2012年4月17日より行っています。2012年5月11日時点で、国内では「低カルシウム血症」に関連する副作用は報告されていませんが、第一三共では
・定期的に血清カルシウム等の電解質濃度を測定すること
を徹底し、副作用等が認められた場合は、速やかに連絡をお願いしたいとしています。なお、添付文章改訂等の安全確保措置については、規制当局と相談中であり、新たな情報が得られ次第、情報提供をするとしています。
▼外部リンク
ランマーク皮下注120mg投与中における重篤な低カルシウム血症について
http://www.info.pmda.go.jp/iyaku_info/file/kigyo_oshirase_201205_2.pdf
独立行政法人 医薬品医療機器総合機構
http://www.info.pmda.go.jp/index.html
第一三共株式会社
http://www.daiichisankyo.co.jp/