医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > 医薬品・医療機器 > グラクソ社 ラミクタール錠の成人てんかん患者に対する単剤療法での適応承認申請

グラクソ社 ラミクタール錠の成人てんかん患者に対する単剤療法での適応承認申請

読了時間:約 53秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2013年09月20日 PM12:43

厚労省からの開発要請を受け

グラクソ・スミスクライン株式会社は9月12日、同日付で抗てんかん剤「(R)錠25mg/100mg」(一般名:ラモトリギン)について、成人てんかん患者の部分発作(二次性全般化発作を含む)と強直間代発作に対する単剤療法での効能効果の承認申請を行ったことを発表した。

(この画像はイメージです)

「ラミクタール錠」の単剤療法の開発は、日本てんかん学会、日本脳神経外科学会、日本小児神経学会より要望書が提出されてきたもの。欧米においては標準的療法に位置付けられており、グラクソ社は平成22年12月に厚生労働省から開発要請を受けた。

単剤療法のほうが利点あり

プレスリリースでは、グラクソ社・社長であるフィリップ・フォシェ氏の

「てんかん治療は副作用、薬物相互作用、経済的負担の軽減及びアドヒアランス向上の観点から、単剤療法の方が併用療法よりも利点があると考えられています」(プレスリリースより引用)

という考えを述べるとともに、日本では2006年以降4種類の抗てんかん剤が承認されているが、単剤で使用できるものがないという問題点を指摘。

今回の承認申請によってグラクソ社は日本におけるてんかん患者の治療環境の向上に尽力したいとしている。(小林 周)

▼外部リンク

グラクソ・スミスクライン株式会社 プレスリリース
http://glaxosmithkline.co.jp/press/press/2013_07/

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 医薬品・医療機器

  • 2025年1月より社長交代で新たな体制へ‐アレクシオンファーマ
  • ミリキズマブの炎症性腸疾患に対する長期持続的有効・安全性データを公開-リリー
  • 転移性尿路上皮がん、一次治療における新たな選択肢への期待
  • 心臓ロボット手術用の部位を見やすく展開するプレートを開発-大阪公立大
  • 新たにオンコロジー領域に注力し「2031年までに年平均成長率8%を目指す」‐GSK