医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > 医薬品・医療機器 > ノボ ノルディスク ファーマ 超速攻型インスリン製剤を使いやすく改良

ノボ ノルディスク ファーマ 超速攻型インスリン製剤を使いやすく改良

読了時間:約 1分3秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2013年09月07日 PM05:19

プレフィルドの注射製剤

糖尿病ケアのリーディングカンパニーであるノボ ノルディスク ファーマ株式会社は、従来の超速攻型インスリン製剤ノボラピッド(R)を新型注入器にあらかじめ充填したプレフィルド製剤、「ノボラピッド(R)注 フレックスタッチ(R)」を9月4日に発売すると発表した。

(画像はプレスリリースより)

ノボラピッド注は、食直前投与後、速やかに吸収され、食後血糖値の上昇を改善する超速効型インスリン製剤。2001年から国内で販売され、小児、妊婦、高齢者を含む様々な糖尿病患者に使用されている。

使用感を向上、安心感アップ

フレックスタッチは、これまでのインスリンペン型注入器と同様に高い注入精度を保ちながら、次の点が改良されたものであるという。
・ 注入ボタンが伸びず、押しやすい
・ 注入ボタンが軽く、より小さい力で注入できる
・ 注入単位設定時のクリック感やクリック音を強くし、視力が弱い人も確実に単位設定できる
・ 注入完了時に「カチッ」と音がするので、注入完了を確認できる
・ 他のインスリンと識別しやすくするために、カートリッジホルダーに色づけ

インスリンコントロールを一環した形で

同社では、3月に持効性インスリン製剤「トレシーバ(R)注 フレックスタッチ(R)」を発売。さらに今回の発売で、糖尿病のインスリンコントロールに重要なベーサルボーラス療法(持効型による基礎インスリンと超速攻型の追加インスリンを両方使う方法)が、同じフレックスタッチという注入器で行えるようになり、製剤の投与の最適化と簡便化が図られたとしている。(長澤 直)

ノボ ノルディスク ファーマ株式会社 プレスリリース
http://www.novonordisk.co.jp/

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 医薬品・医療機器

  • 2025年1月より社長交代で新たな体制へ‐アレクシオンファーマ
  • ミリキズマブの炎症性腸疾患に対する長期持続的有効・安全性データを公開-リリー
  • 転移性尿路上皮がん、一次治療における新たな選択肢への期待
  • 心臓ロボット手術用の部位を見やすく展開するプレートを開発-大阪公立大
  • 新たにオンコロジー領域に注力し「2031年までに年平均成長率8%を目指す」‐GSK