スマートフォンとも連携可能
ソニー株式会社は8月19日、個人情報とデータを分離し、データのみをクラウドに蓄積する新しいシステムを開発したと発表した。最初のアプリケーションとして電子お薬手帳サービスを提案、今秋より神奈川県川崎市で試験運用が開始されるという。
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この電子お薬手帳サービスは、調剤履歴の記録や管理に、非接触ICカード技術FeliCa(フェリカ)を利用。薬局の端末にFeliCaチップが埋め込まれたカードをかざすことで、これまでの履歴の閲覧や記録が可能になるという。紙のお薬手帳使用時にあったような調剤情報シールの貼り忘れをなくすことができるとしている。
さらに、スマートフォン用のアプリを連携させて使用することもできる。そのため、モバイルからのアクセスで情報を閲覧したり、診察時の症状や服薬後の副作用、アレルギーの情報を利用者が記録したりすることも可能になるという。
薬剤師会も期待
プレスリリースでは、
このような先進的なITサービスへの取り組みは、利用者の健康管理を助ける薬剤師の付加価値向上に役立つと確信しています。川崎市を発端として、この仕組みが全国に広まっていくことに、大きな期待を寄せています(ソニー プレスリリースより引用)
と川崎市薬剤師会:嶋 元(しま はじめ)会長からのコメントを掲載している。(小林 周)
▼外部リンク
ソニー プレスリリース
http://www.sony.co.jp/SonyInfo/News/Press/201308/13-094/