発がん性物質 サムソナイトが旅行カバンを回収
アメリカのスーツケースのメーカであるサムソナイトは、消費者グループの調査によって高レベルの発ガン性物質が発見されたことを受け、香港のショップで販売された旅行かばんをリコールすると発表した。
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多環芳香族炭化水素が取っ手から検出
発ガン性物質が検出されたのは、Tokyo Chicというブランドだ。
サムソナイトが調査機関に依頼したところ、品質検査では人体に影響を及ばせるような、高い数値は出ず、鞄自体は安全であったとした。
しかし、香港当局で調査したところ、3つのサムソナイト旅行かばんのサイドの取っ手から発がん性物質でもある多環芳香族炭化水素(たかんほうこうぞくたんかすいそ polycyclic aromatic hydrocarbon、PAH)基準を超えて発見された。
回収騒ぎも名声には影響はなし?
同社によると、このブランドを続けて使用しても健康や安全面において何の問題もないと確信しているが、顧客の不安を和らげるため、同シリーズのカバンを回収することにした。
今回の件に関して、サムソナイトは損害はそれほど大きくはならないと見ている。
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