医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > プレミアム > 【渡航医学会】薬局を渡航医学の拠点に-トラベルファーマシー構想検討

【渡航医学会】薬局を渡航医学の拠点に-トラベルファーマシー構想検討

読了時間:約 2分20秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2017年11月29日 AM10:15

日本渡航医学会は、地域薬局を海外旅行者の健康指導の拠点とする「」(仮称)を検討している。旅行前に薬局やドラッグストアで渡航先の健康アドバイスやOTC薬の販売を行い、必要に応じてトラベルクリニックに紹介する流れを定着させたい考え。日本では海外渡航前にクリニックで健康指導や予防接種を受ける渡航医学()が普及していない中、訪日外国人の増加や2020年の東京オリンピック開催を控え、身近な薬局を拠点にすることで渡航医学に対する国民の意識向上を図る。

濱田氏

25日に都内で開催されたグローバルヘルス合同大会で、日本渡航医学会学術集会の濱田篤郎会長(東京医科大学病院渡航者医療センター)が明らかにした。渡航医学は1980年代から普及し、欧米では海外渡航者がトラベルクリニックで健康指導や予防接種、予防内服を受け、帰国後に発熱や下痢の検査で受診することが定着しているが、日本では認知度が低いのが現状。国内のトラベルクリニックは100施設程度となっている。

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 プレミアム 行政・経営

  • 【国民医療推進協議会】薬局の厳しい状況訴える-賃上げと物価高に財源を
  • 【官民対話】中間年改定廃止を業界訴え‐行政側からは慎重な回答
  • 【福岡厚労相が会見】ラグ・ロスの解消に意欲-官民一体で取り組む課題
  • 【安定確保策会議】承認書と相違44%で確認-後発品自主点検結果を公表
  • 【薬局団体連絡協議会】「リスト化で会員増」2割-地域薬剤師会の再編提言