■13年民間給与実態調査
人事院は8日、従業員50人以上の事業所を対象に2013年4月現在の民間給与の実態を調査した結果を公表した。
薬剤師の初任給は、時間外手当や家族手当等を除き平均22万1000円で、昨年より4000円アップした。企業規模が500人以上は22万2600円、500人未満100人以上では21万6700円と5900円の差があったが、昨年に比べて給与差は縮まった。また、大卒技術者の平均19万8000円に比べると2万3000円上回った。
医療関係職種の時間外手当を差し引いた4月支給分の平均給与額を見ると、薬剤師が平均年齢35・5歳で31万3400円、薬局長が平均年齢49・7歳で46万7100円となった。昨年に比べて、一般の薬剤師の平均給与は約6200円減少したが、薬局長は約1500円とわずかにアップした。
その他の職種では、初任給は医師が47万9500円と昨年に比べて約8万円の大幅アップとなり、看護師が20万9000円と昨年に比べて3000円増えた。
4月支給分の平均給与は、一般医師が平均年齢42・0歳で91万6400円、医科長が平均年齢50・6歳で115万0900円、病院長が平均年齢60 ・8歳で160万3000円となった。
また、一般看護師が平均年齢36・9歳で29万4700円、看護師長が平均年齢46・9歳で39万0700円となっている。