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急性骨髄性白血病の研究開発でMDアンダーソンがんセンターと提携-第一三共

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2017年09月20日 PM12:30

世界最大規模かつ先進的なアカデミアセンター

第一三共株式会社は9月15日、米テキサス大学MDアンダーソンがんセンターと急性骨髄性白血病()治療における新薬開発の加速を目的として、複数年の研究開発提携に関する契約を締結したと発表した。

MDアンダーソンは、がんの治療、研究、専門家教育に関して世界最大規模かつ先進的なアカデミアセンターのひとつ。白血病に関しても、希少な症例を含め各地から集まる多くの患者の治療にあたっており、新規治療法の研究開発においても重要な役割を果たしている。

複数開発品の併用効果を同一施設で評価可能に

今回のMDアンダーソンとの提携は、第一三共のAMLフランチャイズの複数の開発品の併用効果(同社薬剤間および他社薬剤との併用効果)を、同一施設で実施する臨床試験ならびに非臨床試験によって評価するという新規のアプローチを可能とする。評価する同社開発品は、後期開発段階のFLT3-ITD阻害剤「」と初期開発段階のMDM2阻害剤「」、EZH1/2阻害剤「」、BRD4阻害剤「PLX51107」等。

今回の契約の下、複数の第1相および第2相臨床試験(併用試験)をMDアンダーソンが実施する予定。また、新規薬剤との併用に関する非臨床試験や新規バイオマーカーの探索等のトランスレーショナルリサーチも実施する予定だという。

同社は、AMLフランチャイズの開発戦略に、MDアンダーソンの豊富な経験と専門知識を取り込むことにより、新規併用療法の最適化を実現し、AML患者に新しい治療の選択肢を提供できるよう取り組んでいきたいとしている。

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