医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > プレミアム > 【大垣市民病院薬剤部】薬剤師外来実施で治療完遂率が向上-副作用で離脱、大幅に改善

【大垣市民病院薬剤部】薬剤師外来実施で治療完遂率が向上-副作用で離脱、大幅に改善

読了時間:約 1分53秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2017年07月24日 AM10:15

薬剤師が医師の診察前に外来患者に面談する“”の実施によって、経口抗癌剤S-1による胃がん術後補助化学療法の完遂率が大きく向上したことが、大垣市民病院薬剤部の調査で明らかになった。副作用による離脱が大幅に減少し、実施前は39.4%だった治療完遂率は、実施後は82.5%に大きく高まった。薬剤師外来は各地の病院に広がりつつあり、その効果の一端が目に見える形で示された。

同院は2013年から薬剤師外来を開始し、14年から経口抗癌剤S-1を服用する患者を対象に加えている。調査では、14年11月から16年3月に同院でS-1による胃がん術後補助化学療法を実施し、薬剤師が外来で介入した患者40人を薬剤師外来群に設定。薬剤師外来を実施前の12年9月から14年10月に術後補助化学療法が実施された患者94人をコントロール群とし、両群の治療完遂率などを比較した。

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 プレミアム 行政・経営

  • 【福岡厚労相が会見】ラグ・ロスの解消に意欲-官民一体で取り組む課題
  • 【安定確保策会議】承認書と相違44%で確認-後発品自主点検結果を公表
  • 【薬局団体連絡協議会】「リスト化で会員増」2割-地域薬剤師会の再編提言
  • 【消費者庁部会】紅麹問題でGMP指針改正-微生物原材料の食品対象
  • 【エーザイ】レカネマブ欧承認勧告-ApoEε4ホモ接合を除外