経口アンドロゲン受容体阻害剤XTANDI
アステラス製薬株式会社(東京都中央区)は、7月11日、経口アンドロゲン受容体阻害剤XTANDI(一般名:エンザルタミド、開発コード:MDC3100)を、世界最初にイギリスで発売を開始したと発表した。
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前立腺がんホルモン療法に新たな選択肢
エンザルタミドは前立腺がんの治療薬で、1日1回の経口投与。前立腺がんの成長に影響する性ホルモンのうち、アンドロゲンの受容体シグナル伝達を阻害し、前立腺がんの成長を抑止する。
同社は、2013年6月に、ドセタキセルによる化学療法施行歴のある転移性去勢抵抗性前立腺がんの効能・効果について、EUでの販売承認を取得している。
毎年40,000人見つかる前立腺がん
前立腺がんは、欧米の男性で最も発症頻度が高いがんであり、全世界では年間約40,000人の前立腺がんが発見される。同社では、この発売によって、がん領域のグローバル・カテゴリー・リーダーに向けた一歩を踏み出したとしている。(長澤 直)
▼外部リンク
アステラス製薬株式会社プレスリリース
http://www.astellas.com/jp/