医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > プレミアム > バルサルタン「VART試験」で中間報告‐「不正なデータ操作はない」日本高血圧学会

バルサルタン「VART試験」で中間報告‐「不正なデータ操作はない」日本高血圧学会

読了時間:約 1分37秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2013年07月05日 AM09:42

日本高血圧学会は2日、都内で記者会見し、千葉大学が中心に実施したバルサルタンの医師主導臨床研究「VART」について、第三者委員会でデータ検証を行った結果、「不正なデータ操作はなかった」とする中間報告を発表した。同委員会は今後、千葉大と協力し、さらにカルテと照合するなど詳細な生データ解析を実施する方針だ。

検証結果を説明する平井委員長

バルサルタンの医師主導臨床研究をめぐっては、京都府立医大の事例で、ノバルティスファーマの社員がデータ解析に関わっていたことが判明している。今回、疑義が持たれているVART試験は、降圧剤のバルサルタンとアムロジピンで心血管イベントの減少を比較検討した大規模臨床研究。千葉大を中心に実施され、主要評価項目の脳卒中や急性心筋梗塞等の発症と死亡数について、バルサルタン群とアムロジピン群で差はなかった。

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 プレミアム 行政・経営

  • 【福岡厚労相が会見】ラグ・ロスの解消に意欲-官民一体で取り組む課題
  • 【安定確保策会議】承認書と相違44%で確認-後発品自主点検結果を公表
  • 【薬局団体連絡協議会】「リスト化で会員増」2割-地域薬剤師会の再編提言
  • 【消費者庁部会】紅麹問題でGMP指針改正-微生物原材料の食品対象
  • 【エーザイ】レカネマブ欧承認勧告-ApoEε4ホモ接合を除外