医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > プレミアム > 【厚労省】薬局改革でアクションプラン-ビジョン実現へ基本的方針

【厚労省】薬局改革でアクションプラン-ビジョン実現へ基本的方針

読了時間:約 2分40秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2017年04月26日 AM10:30

厚生労働省は、非公開で検討してきた「患者のための薬局ビジョン実現のためのアクションプラン検討委員会」の報告書をまとめた。ビジョンで打ち出された、・薬局機能を発揮するため、全国の薬局における取り組みの基本的な方針となるよう課題解決策や参考事例を示したもの。アクションプランでは、、国・自治体、関係団体が取り組む事項をそれぞれ明記した。また、薬局の取り組みの進捗状況を評価するために設定した指標(KPI)を提示。「KPI自体を目的とすることはあってはならない」とクギを刺す一方で、関係団体に対して地域の実情に合わせた指標設定を促した。

■一元把握に「副作用回避」有効

アクションプランでは、「患者の服薬情報の一元的・継続的把握とそれに基づく薬学的管理・指導」に向け、同委員会の実態調査で患者から他の薬局で調剤された薬の情報が得られにくく、他薬局から患者の服薬情報のフィードバックが行われていないなどの課題が浮上したため、お薬手帳の持参を呼びかけると共に、お薬手帳を活用しながら患者、家族とコミュニケーションを十分に取って正しい服薬情報を得ることが必要とし、これらを可視化するため、副作用を回避したプレアボイドの取り組みを薬局で行うことが有効な手段となり得ると提言した。

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 プレミアム 行政・経営

  • 【福岡厚労相が会見】ラグ・ロスの解消に意欲-官民一体で取り組む課題
  • 【安定確保策会議】承認書と相違44%で確認-後発品自主点検結果を公表
  • 【薬局団体連絡協議会】「リスト化で会員増」2割-地域薬剤師会の再編提言
  • 【消費者庁部会】紅麹問題でGMP指針改正-微生物原材料の食品対象
  • 【エーザイ】レカネマブ欧承認勧告-ApoEε4ホモ接合を除外