アナペイン、キシロカイン、マーカイン、カルボカイン、ディプリバンの5種
アストラゼネカ株式会社は4月3日、現在アストラゼネカが保有する麻酔領域ポートフォリオ5製品34品目について、2017年7月1日付けでアスペンジャパン株式会社へ製造販売承認の承継および販売移管を行うと発表した。
英国アストラゼネカ社の麻酔領域ポートフォリオは、エスタブリッシュ医薬品7製品(全身麻酔薬、局所麻酔薬6製品)から成り、世界100か国以上で販売されている。同社は契約締結以降10年にわたり、当該製品の製造・供給を継続していく予定だという。
国内においては、アスペンジャパンがアストラゼネカより「アナペイン(R)」「キシロカイン(R)」「マーカイン(R)」「カルボカイン(R)」「ディプリバン(R)」の5製品34品目についての製造販売承認の承継および販売移管を受け、情報提供活動を行うとともに、製造販売元・販売元としての責任を果たしていくとしている。
麻酔領域に従事するアストラゼネカ社員がアスペンジャパンへ転籍
今回の承継および販売移管に先立ち、両社の親会社である南アフリカのアスペン ファーマケア ホールディングス傘下のアスペン グローバル インコーポレイテッド(AGI)と、英国のアストラゼネカPLC(AZ)は、AZの世界的な麻酔領域ポートフォリオの販売権を、AGIが米国を除く世界各国において取得する旨の契約締結を完了、2016年9月1日に発効している。
アスペンジャパンとアストラゼネカは、今回の承継・販売移管を円滑に完遂するために引き続き協業。アストラゼネカの麻酔領域における長年の経験と実績を適切に移行するため、現在麻酔領域に従事するアストラゼネカ社員はアスペンジャパンへ転籍し、麻酔領域事業の主力として貢献していくという。
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・アストラゼネカ株式会社 プレスリリース