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NEC 金沢大学附属病院に新ネットワーク「プログラマブルフロー」を導入

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2012年06月15日 AM09:00
構築期間はわずか1ヶ月

日本電気株式会社は、2012年6月11日、金沢大学附属病院に、ネットワーク制御技術「OpenFlow/SDN(Software Defined Network)」を活用したネットワークシステムを納入したと発表しました。

新システムは、金沢大学附属病院の新臨床研究棟内ネットワークシステムで、世界で初めて「OpenFlow」に対応したNEC製プログラマブルフロー・コントローラ「UNIVERGE(ユニバージュ) PF6800」2台、・スイッチ「UNIVERGE PF5240」16台で構築されています。

2012年2月中旬から構築を開始し、約1カ月という短期間でネットワークを稼働させることに成功しました。

(システム概要図)

ネットワーク管理のコストを削減

金沢大学附属病院では、各部門が必要に応じて個別にネットワークを構築・拡張していたため、ネットワーク全体の構成把握が困難であり、さらに新たな医療機器がネットワークに追加されるたびに、複雑な設定変更や接続検証などが必要なため、ネットワーク管理の負荷やコストが増大するという課題がありました。

新システムでは、ネットワーク全体の統合管理・可視化が実現されたため、診療部門や研究部門ごとに構築されていたネットワーク全体の把握が可能に。これにより、ネットワークの統合管理が可能になり、運用負荷を軽減することが可能となりました。

また、部門ごとのネットワーク仮想化も実現。拡張・変更も仮想ネットワークを構築する際に使用するGUI上で行うだけで、物理的なネットワーク構成に手を加える必要がないため、迅速な対応が可能となりました。

今回の新システム導入について、金沢大学附属病院副病院長(兼)経営企画部部長・教授長瀬 啓介氏は、

プログラマブルフローにより、ネットワークの全体最適化に向けた一歩を踏み出すことができました。現場の利便性を損なうことなく、柔軟で効率的な運用が可能になり、セキュリティレベルも向上します。(NECサイトより引用)

と語り、また同病院の経営企画部 特任助教山岡 紳介氏も

物理構成に依存しないネットワーク運用が可能になり、部門をまたいだ医療機器の使用も柔軟に行えるようになります。医療サービスの質の向上が期待できます。(NECサイトより引用)

と語っています。

▼外部リンク

日本電気株式会社 プレスリリース
http://www.nec.co.jp/press/ja/1206/1101.html

日本電気株式会社  事例紹介 金沢大学附属病院
http://www.nec.co.jp/library/jirei/

金沢大学附属病院
http://web.hosp.kanazawa-u.ac.jp/

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