医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > 医薬品・医療機器 > 雪国まいたけ、抽出物で医薬品開発を表明

雪国まいたけ、抽出物で医薬品開発を表明

読了時間:約 1分
このエントリーをはてなブックマークに追加
2013年06月13日 PM02:13

植物性医薬品としての承認取得を目指す

6月6日、株式会社雪国まいたけは「雪国まいたけ抽出物」を用いた植物性医薬品の開発を目指し、台湾の医薬品開発会社・バイオライト社と臨床試験実施にかかる契約を締結したことを発表した。

(この写真はイメージです。)

研究対象疾患としては骨髄異形成症候群や進行性腫瘍難治性があげられているが、医薬品としての早期に承認取得することによって血液疾患やがん治療の可能性が広がる。

「雪国まいたけ抽出物」は株式会社雪国まいたけが製法特許を取得している自社製のまいたけの抽出物。2001年よりアメリカニューヨーク州のメモリアル・スローン・ケタリングがんセンターに研究対象として提供され、細胞・動物試験、臨床研究が行われてきた。

今回の提携により、広く臨床対象の患者組み入れが可能な、台湾・中国での臨床試験実施が行われることとなる。

「雪国まいたけ抽出物」の今後に期待

雪国まいたけ社長はつぎのように抱負を述べている。

アメリカでここ10年、粘り強く続けてきた薬理および臨床研究が、世界的な注目を集める中、このような形でバイオライト社との提携合意に達し、その将来性に大きな期待を持っております。
 世界最大のマイタケ栽培会社として、また世界各地の著名な研究機関からその品質の高さと均一性について絶大な信頼を頂いている「雪国まいたけ抽出物」の生産者として、引き続き品質の向上に努めつつ、国際社会に貢献する所存です。(株式会社雪国まいたけホームページより引用)

(小林 周)

▼外部リンク

株式会社雪国まいたけ 発表記事
http://www.maitake.co.jp/press/index_14.php

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 医薬品・医療機器

  • 2025年1月より社長交代で新たな体制へ‐アレクシオンファーマ
  • ミリキズマブの炎症性腸疾患に対する長期持続的有効・安全性データを公開-リリー
  • 転移性尿路上皮がん、一次治療における新たな選択肢への期待
  • 心臓ロボット手術用の部位を見やすく展開するプレートを開発-大阪公立大
  • 新たにオンコロジー領域に注力し「2031年までに年平均成長率8%を目指す」‐GSK