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2017年春の花粉予測 2月上旬に九州北部や中国・四国・東海地方で飛散開始-日本気象協会

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2016年12月09日 PM05:30

日本気象協会は早めの対策を推奨

日本気象協会は12月6日、「2017年春の花粉飛散予測(第2報)」を前シーズン比、例年(2007~2016年の平均値)比に分けて発表した。それによると、2017年春のスギ花粉の飛散開始は例年並みで、2月上旬に九州北部や中国・四国・東海地方の一部から始まる見込み。


画像はリリースより

2017年の1月から2月は全国的に平年並みの気温だが、1月の西日本では、寒気が流れ込みやすいため、気温は平年より低くなると予測されている。この時期の気温が平年より高いとスギ花粉の飛散開始は早まる傾向があるが、2017年春のスギ花粉の飛散開始は全国的に例年並み。

スギ花粉は飛散開始と認められる前からわずかな量が飛び始めるため、同協会は、「2月上旬に飛散開始が予測される地域では、1月のうちから花粉対策を始めるとよい」と呼びかけている。

飛散量 2016年春と比べて近畿3.6倍、九州2.7倍、四国2.6倍に

2017年の飛散量は、前シーズンと比較すると、九州・四国・近畿地方で非常に多く、中国・東海地方で多く飛散する見込み。北陸地方はやや多く、関東地方ではやや少なく、東北地方と北海道では少ないとしている。

地域ごとの飛散量は以下の通り。北海道はシラカバ花粉、それ以外の地域はスギとヒノキの花粉を対象としている。

地方 飛散数
前シーズン比(地方平均値) 例年比(地方平均値)
北海道 少ない(50%) 非常に少ない(30%)
東北 少ない(50%) やや少ない(80%)
関東・甲信 やや少ない(70%) やや少ない(80%)
北陸 やや多い(140%) ほぼ同じ(90%)
東海 多い(160%) ほぼ同じ(90%)
近畿 非常に多い(360%) やや多い(130%)
中国 多い(170%) ほぼ同じ(100%)
四国 非常に多い(260%) やや多い(110%)
九州 非常に多い(270%) やや多い(110%)

なお、ここでいう飛散開始とは「1平方センチメートルあたり1個以上のスギ花粉を2日連続して観測した場合の最初の日」を意味する。

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