QLifeがシステムを共同開発
日本最大級の病院検索サイトと、医薬品検索サイト、医療情報サイトを運営している総合医療メディア会社の株式会社 QLifeが、東京女子医科大学病院 心臓血管外科小児斑と、患者の手術関連の情報を管理することができるデータベースの運用を開始した。
これによって、患者に関する情報共有が円滑になり、臨機応変に他所との連携をとることによって、手術日程の決定や管理が行えるようになる。そのためこれまで以上に、手術実績が向上すると期待されている。
システムの導入の経緯としては。東京女子医科大学病院 心臓血管外科では、年間500以上の手術を行なっており、この分野においては、日本有数の実績を重ねている。患者のカンファレンスは毎日行われておりか、手術の必要性の確認や、手術順番、検査入院の日程の調整、検査値の確認や、ICを実施する又は手術日の設定の調整などを行うことによって、診療方針かが決定される。
(この画像はイメージです)
患者の情報共有がスムーズに
しかし今までは、このような情報を入力したり、確認、また管理運用をすることができるデータベースはなかった。特に総合的な調整がもっとも必要な手術日の決定は、情報が集まらないと決定することが困難なため、現場からは改善が望まれていた。
そのため今回、医療従事者向けのアプリケーションや、ソリューションの提供を行なっているQLifeからFileMaker 社のデータベースソフト 「FileMakerPro」を使用したデータベースを提案し、東京女子医科大学病院と共同開発をすることになった。
機能 としては患者の手術に関する情報を一元入力することや、受診経緯、主治医の術前検査、検査値の網羅的な入力、カレンダー画面を使う事によって手術日程を設定することができる、またそのままデータベースとして管理できるということである。
このデータベースを導入することによって、心臓血管外科小児班では患者の受け入れから術後の情報共有がスムーズになった。またデータベースを活用して、症状に応じた適切な手術スケジュールの管理を容易にできるようになった。(福田絵美子)
▼外部リンク
QLife ニュースリリース
http://www.qlife.co.jp/news/130522qlife_news.pdf