約4年半間治療をされず放置
魚沼市の新潟県立小出病院は、男性患者に誤った内視鏡検査の結果を伝え、早期食道がんを4年半放置していたと発表しました。
男性は、平成19年5月に内視鏡検査を受け、早期食道がんと診断されましたが、担当医師が誤った検査結果を報告し、治療はされませんでした。
その後男性は、平成23年12月に喉に異常を感じ、他院を受診し進行食道がんと診断されました。平成24年3月に手術を受け、現在は回復をしているそうです。
検査結果報告書の日付確認不足
病院によると、この医療事故は、担当医師による検査結果報告書の日付の確認不足のため発生したそうです。
担当医師は、平成19年5月の説明時に、誤って平成18年6月の検査結果を説明してしまいました。また、その説明で、要経過観察と同じ状態となりましたが、その後再検査を実施したかどうかの追跡調査を行っていませんでした。
病院では再発防止として
・検査結果報告書の患者説明日欄、医師サイン欄への記入徹底。同報告書に、説明日と主治医のサインが記入してあることを検査担当医師が確認をする。
・悪性が疑われるケースの再検査は、該当する患者さんが来院し、再検査を実施したかどうかを確認する。来院していない場合は、受診を勧める。
・悪性が疑われるケースの再検査は、該当する患者さんが来院し、再検査を実施したかどうかを確認する。来院していない場合は、受診を勧める。
を徹底するとしています。
▼外部リンク
新潟県立小出病院
http://www.koidebyouin.jp/
新潟県:県立小出病院「内視鏡検査結果の誤説明」について
http://www.pref.niigata.lg.jp/