医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > プレミアム > 【厚労省】ARI薬開発に新枠組み-未承認薬の要件拡大へ

【厚労省】ARI薬開発に新枠組み-未承認薬の要件拡大へ

読了時間:約 1分18秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2016年08月08日 AM11:00

厚生労働省は、国際的に脅威となっている薬剤耐性感染症()に対する治療薬開発を促す新たな枠組みを設ける。未承認薬迅速実用化スキームの要件を拡大するもので、今後、検討が進められているARI治療薬の臨床評価ガイドラインの骨子案を秋頃までにまとめた上で、スキームの対象となる必要な一定要件の具体的内容を議論する方針だ。3日の医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議に示した。

厚労省は、世界に先駆けて重篤な疾患の治療薬を開発するため、欧米など6カ国のいずれの国でも承認されていないものの、医師主導による国内第III相試験を実施中または終了していること、優れた試験成績が論文等で公表されているなどの一定要件を満たす治療薬を「未承認薬迅速実用化スキーム」の対象品目として同会議で検討し、企業に開発要請を行っている。

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 プレミアム 行政・経営

  • 【福岡厚労相が会見】ラグ・ロスの解消に意欲-官民一体で取り組む課題
  • 【安定確保策会議】承認書と相違44%で確認-後発品自主点検結果を公表
  • 【薬局団体連絡協議会】「リスト化で会員増」2割-地域薬剤師会の再編提言
  • 【消費者庁部会】紅麹問題でGMP指針改正-微生物原材料の食品対象
  • 【エーザイ】レカネマブ欧承認勧告-ApoEε4ホモ接合を除外