日本薬剤師会の第1回都道府県会長会が10日、都内で開催され、執行部から日薬をめぐる最近の動向が報告された。児玉孝会長はネット販売問題について、「見過ごすわけにはいかない」とした上で、最終的にネットによる処方箋薬の販売が視野にあると指摘。当面は、5月末までがリミットだとの見通しを示した。
児玉氏はネット販売に関し、「この問題で走り回っている。全面解禁を主張する大きな声が聞こえ、大変厳しい状況になっている。ネット事業者は責任は取らず、自己責任を主張しているが、日本の土壌には合わない」との認識を示した。