ドイツ/インゲルハイム、米国/インディアナポリス発
ベーリンガーインゲルハイムとイーライリリー・アンド・カンパニーは、糖尿病性腎症の標準治療において、DPP-4阻害薬のリナグリプチン追加投与の場合の、血糖値管理における有効性・安全性を検討する第3b相臨床試験の開始を発表した。
(Wikiメディアより引用)
対象は、尿中アルブミン/クレアチニン比(UACR)が30~3000 mg/gクレアチニンと蛋白尿を呈する2型糖尿病患者。同試験の名称は「MARLINA(TM)以下、MARLINA」。
MARLINA試験デザインについて
MARLINA は、対象の2型糖尿病患者に対して、ACE阻害薬またはARBに加えて、リナグリプチンを1日1回投与(5mgを24週間)の場合の、血糖値管理における有効性を評価する「第3b相、多施設共同、多国籍、無作為化、二重盲検、プラセボ対照、並行群間比較試験」。
MARLINAの一次評価項目はベースラインから24週間後のHbA1c値変化(2014年完了予定)。ベーリンガーインゲルハイム医薬開発担当上級副社長Prof. クラウスデュギは
「本試験の開始により、2型糖尿病領域に対する我々の継続的な取り組みがさらに強化されます。治療の選択肢が増えることは、腎疾患や心血管疾患のリスクがあり、治療の選択肢が限られている患者さんにとっては特に重要です」
(イーライリリー/ベーリンガーインゲルハイムプレスリリースより)
(イーライリリー/ベーリンガーインゲルハイムプレスリリースより)
と述べている。(佐々木理恵)
▼外部リンク
日本イーライリリー株式会社・日本ベーリンガーインゲルハイム株式会社プレスリリース
https://www.lilly.co.jp/pressrelease/2013/