日本病院薬剤師会副会長で次期会長候補の木平健治氏は21日、神戸市内で講演し、2016年度は病院薬剤師の将来ビジョンを日病薬として検討すると語った。診療報酬を意識して策定するのか、各地の先進的な事例を参考にするのか、社会からの要望を重視するのかなど様々な観点があると説明。具体的な将来ビジョンの内容や策定方法はまだ決まっていないものの、個人的には「変化に順応する薬剤師」を目指してほしいと呼びかけた。
木平氏は「薬あるところに薬剤師あり」など歴代日病薬会長の名言を紹介。木平氏自身が考える今後目指すべき薬剤師像として「医療の効率性や経済性など薬を取り巻くあらゆる変化に順応し、適正な薬物療法と患者支援に取り組む薬剤師」を掲げた。