一般名はイルベサルタン
3月19日、大日本住友製薬株式会社(以下、大日本住友製薬)は、長時間作用型ARB(アンジオテンシン2受容体拮抗薬)「アバプロ(R)」に関し、厚生労働省より200mg錠の製造販売承認を取得した。同社は、「アバプロ錠 200mg(以下、アバプロ錠 200mg)」として薬価基準収載後に発売する予定。
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アバプロ錠 200mg は、アバプロ(R)錠 50mg、アバプロ(R)錠 100mg の剤形追加品。200mg 製剤をそろえることで、服薬アドヒアランスの向上に寄与できるとしている。
イルベサルタンは、サノフィ社が創製した長時間作用型の ARBで、24時間降圧効果が持続、軽症から重症の高血圧症までに優れた降圧効果が認められている。
アバプロについて
国内では、2008年7月に、大日本住友製薬が「アバプロ(R)錠 50mg」「アバプロ(R)錠 100mg」として発売。
海外では、1997年に発売、海外の主要なガイドラインにも記載されている「IDNT」や「IRMA2」などの大規模臨床試験の結果によって、早期腎症から顕性腎症までの幅広いステージでエビデンスを有するARBとしてトップブランドの一つとの高評価を得ている。
【販売名】
アバプロⓇ錠200mg
【一般名】
イルベサルタン(irbesartan)
【剤形・含量】
白色~帯黄白色、だ円形で割線入りフィルムコーティング錠(1錠中にイルベサルタン200mgを含む)。
【効能・効果】
高血圧症
大日本住友製薬では、今回のアバプロ錠 200mg の製造販売承認取得により、高血圧症治療に一そう貢献するとしている。(佐々木理恵)
▼外部リンク
大日本住友製薬株式会社ニュースリリース
http://www.ds-pharma.co.jp/pdf_view.php?id=491