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インフルエンザの増殖を抑える物質を発見 秋田大など

読了時間:約 52秒
2013年03月10日 AM09:13

重症患者の救命につながる治療薬開発へ大きな期待

秋田大学大学院医学系研究科教授と大阪大学、東京大学の研究チームは、魚油などに含まれるドコサヘキサエン酸(DHA)由来の脂質酸代謝物プロテクチンD1(PD1)に、重症化したインフルエンザを抑える効果があることを、マウスでの実験で発見したと発表した。

この成果は、2013年3月7日に、アメリカの科学雑誌「セル」の電子版に発表されている。

重症化したインフルエンザの治療薬の開発につながる可能性があるだけに、大きな期待が寄せられる。

(画像はウィキメディアより)

症状が悪化していても有効

研究グループは、「DHA」が化学変化してできる「プロテクチンD1(PD1)」にインフルエンザウイルスの増殖を抑制する効果があることを発見した。

次に、重症のインフルエンザマウスに、「PD1」を投与したところ、抗インフルエンザ薬を投与されたマウスと比較し、その生存率は高くなることも判明した。

インフルエンザは、発症から48時間を超えると、抗ウイルス薬の効果は期待できないため、治療薬の開発が課題となっていた。

今回の発見により、課題となっている治療薬の開発へ大きな期待がかかる。(吉沢実香)

▼外部リンク

秋田大学大学院医学系研究科 情報制御学・実験治療学講座
http://www.imai-lab.com/

Cell誌
http://www.cell.com/abstract/S0092-8674(13)00216-X

 

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