医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > プレミアム > 【知財高裁】中外の軟膏製造法訴訟、後発品の特許侵害認める判決

【知財高裁】中外の軟膏製造法訴訟、後発品の特許侵害認める判決

読了時間:約 58秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2016年03月30日 AM11:30

知的財産高等裁判所は25日、中外製薬が保有する活性型ビタミンD3誘導体であるマキサカルシトール軟膏の製法特許を侵害しているとして、後発品メーカーの岩城製薬、高田製薬、ポーラファルマ、原薬輸入業者のDKSHジャパンの4社を相手に販売差し止めを求めていた控訴審で、製造方法の相違部分は本質的ではないとして、後発品メーカー側の控訴を棄却する判決を下した。

活性型ビタミンD3誘導体であるマキサカルシトールを含む化合物については、中外が尋常性乾癬等角化症治療剤「オキサロール軟膏」として製造販売しているが、2010年に特許期間が満了したことから、後発品メーカー、原薬輸入業者の4社は、12年に厚生労働省からマキサカルシトールの製造販売承認を受け、マキサカルシトール軟膏の原薬、製品の輸入・販売を行ってきた。

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 プレミアム 行政・経営

  • 【福岡厚労相が会見】ラグ・ロスの解消に意欲-官民一体で取り組む課題
  • 【安定確保策会議】承認書と相違44%で確認-後発品自主点検結果を公表
  • 【薬局団体連絡協議会】「リスト化で会員増」2割-地域薬剤師会の再編提言
  • 【消費者庁部会】紅麹問題でGMP指針改正-微生物原材料の食品対象
  • 【エーザイ】レカネマブ欧承認勧告-ApoEε4ホモ接合を除外