医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > プレミアム > 【厚労省】化血研に業務停止110日-過去最長、製販業取消し相当

【厚労省】化血研に業務停止110日-過去最長、製販業取消し相当

読了時間:約 2分55秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2016年01月13日 AM10:30


■血液製剤など8製品停止へ

厚生労働省は8日、化学及血清療法研究所が長年にわたって国の承認と異なる方法で血漿分画製剤を製造し、当局の査察に対して不正な製造記録を作って組織ぐるみで隠ぺいしてきたとして、)に基づき業務停止命令を出した。停止期間は18日から5月6日までの110日間。製造販売業許可取り消し相当の悪質な事例に相当すると判断し、これまで過去最長だった105日間を上回る厳しい処分を下した。化血研は、製造販売する血液製剤、ワクチン等35製品のうち8製品を出荷できなくなるが、他の製品で代替できない27製品は対象から外す。

中垣医薬・生活衛生局長が処分通知を宮本理事長に手渡した

行政処分の対象となったのは、長年にわたって血漿分画製剤を承認書と異なる方法で製造し、虚偽の製造意図書、製造記録を作り、厚労省の査察に対して組織的に隠ぺい工作を行ってきた事実。さらに昨年9月、厚労省が行ったワクチン等に関する報告命令に対し、適切な報告を行わなかったのみならず、)の立入調査に虚偽の製造記録を提出したことである。

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 プレミアム 行政・経営

  • 【福岡厚労相が会見】ラグ・ロスの解消に意欲-官民一体で取り組む課題
  • 【安定確保策会議】承認書と相違44%で確認-後発品自主点検結果を公表
  • 【薬局団体連絡協議会】「リスト化で会員増」2割-地域薬剤師会の再編提言
  • 【消費者庁部会】紅麹問題でGMP指針改正-微生物原材料の食品対象
  • 【エーザイ】レカネマブ欧承認勧告-ApoEε4ホモ接合を除外