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トリガーに対する過剰な警戒は不要 偏頭痛についての報告

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2013年02月13日 PM07:13
トリガーは避けたいけれど完全に避けるのは難しい

飛蚊症が見られたり、視界に変化が生じたりといった、前兆のある偏頭痛持ちの人たちは、通常発作のきっかけ、「トリガー」になり得る多くの行動や状況を制限されています。強く制限されていなくても、辛い発作の経験を持つために、日々不安な気持ちでいる人もいます。

(画像はイメージです)

トリガーには強い灯、激しい運動など、比較的に容易に避けられるものもありますが、ストレスや感情の起伏など、なかなか避けて通ることができないものも多くあります。

過去のトリガーとなった刺激を再現して調査

調査には強い灯または激しい運動で前兆のある偏頭痛をおこしたことがある27人が参加しました。参加者は、心拍数を上げる運動をしたり、点滅する強い光にさらされたりといった刺激を受け、その後の頭痛発作の状況を確認しました。

この結果、前兆のある偏頭痛をおこした人は11%、前兆は見られず偏頭痛が偏頭痛をおこした人は11%でした。前兆のある偏頭痛が、光刺激だけで誘発された人はいませんでした。

極端に不安になる必要はない

このことから研究チームでは、何らかのトリガーで発作が起こった人でも、同じトリガーで繰り返し偏頭痛発作が起こることは少ないため、過剰に心配しなくても良いという結論に至りました。

ストレスでも起こる偏頭痛。トリガーにさらされることを不安に思う気持ちも、ストレスの一つになりそうです。今回の報告で、辛い症状に悩む人が少しでも楽な気持ちになれれば良いですね。(唐土 ミツル)

▼外部リンク

Provocation of migraine with aura using natural trigger factors
http://www.neurology.org/content/80/5/

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